2024年11月3日、日本政府は、タカオ・ヘンシュ・ハーバード大学分子細胞生物学部教授に対し、旭日中綬章を授与することを発表しました。

ヘンシュ氏は、平成18年から現在まで、ハーバード大学分子細胞生物学教授を務めるとともに、平成8年から平成22年まで、理化学研究所脳科学総合研究センター（現：脳神経科学研究センター）神経回路発達研究チームリーダー及び臨界期機構研究グループディレクターも務め、脳の臨界期に関するパイオニア的研究を牽引するなど、日米の脳神経科学分野の発展に大きく貢献しました。

さらに、ヘンシュ氏は、弊社グループであるCorundum NeuroscienceとCorundum Systems Biologyによって設立されたCorundum Convergence Instituteの理事を務め、神経科学、システムズ・バイオロジー、人工知能のコンバージェンスにおける取り組みを支援しています。

同氏は、ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所メンバーとして、理化学研究所や東京大学など日本の複数の大学・研究機関との間での留学生やインターン受け入れ調整などを主導し、日米の学術交流の促進に寄与しました。また、同氏は、東京大学とボストン小児病院における協力関係の構築及び連携促進にも尽力しました。ヘンシュ教授は、ハーバード大学医学部及びボストン小児病院の教授も務めています。